アメリカの脱毛事情についてご紹介します。

日本スキン・エステティック協会

アメリカの脱毛事情

※現況に準じて、ご本人により一部内容を更新しています。

レーザー脱毛との比較

 アメリカでは豊富な種類の脱毛器とプローブそして局所麻酔製品などの使用により、痛域の低い方や敏感肌の方など様々な状況にも対応が可能な電気脱毛ですが、それに対して近年、よく見かけるレーザー脱毛は、アメリカでは”高い“という印象を与えています。

NYCでの価格をリサーチした結果 レーザー脱毛では、狭い範囲の顔の上唇(Upperlip)の部分でも平均$90($25~$200)チャージしていることが分かりました。

電気脱毛は15分単位でチャージする方法がほとんどであり、長く処理をすると安くなるといった脱毛処理時間による料金設定をする脱毛士が多く、実際に私もそのような価格設定にして他箇所処理への誘導も、ごく早い段階でクライアントから合意して頂くことが多く、よい反響を受けることができています。

そして‘高い‘とされているレーザー脱毛ですが、価格だけの理由ではなく、副作用懸念の要因により電気脱毛を選ぶ人が増加しています。

クライアントの事例として、レーザー脱毛処理後の毛が処理前は産毛であったのに、再生して生えてきた毛が硬毛になっていた。また、毛孔部への色素沈着や傷跡が残るケースがありました。

またアメリカでは2006年にレーザー脱毛による安全性に疑いをかける大きな騒動になった例もあり、最近では消費者の間で永久脱毛を受ける際にかなりのリサーチをしている人が多くみられるようになりました。

※アメリカの規制では、レーザー脱毛と光脱毛は分別されていません。脱毛士が行っているのはほぼ光脱毛です。

CPEの優位性

American Electrology Association A.E.A

アメリカの社会の現状は実力主義ではなく学歴主義であるため、その高い社会的地位を築き、その地位を保つためにはタイトルが必要になっています。

現在、学士号、修士号、博士号(BA、MA、PhD)といったタイトルを脱毛学専攻でとれる大学、大学院などがないためCPEをタイトルとして、地位を確保しておく必要性があるのです。

また、脱毛士のなかでも、更に優位な立場になるためにCPE、あるいはLE(脱毛資格者)として何年か(大体5年以上)実務経験を積んだ人がLEI(インストラクター)などのタイトルを加えて持つ場合も多く、脱毛士としての誇りを大切にし、その地位を保持するために熱心に知識の向上に励んでいる人が沢山います。

脱毛士として重要なタイトル

また、CA州は脱毛士を美容師というカテゴリーに区分しているのに対し、MA州では脱毛という確立している分野に、さらにNJ州では医療の分野に区分されていることから、州によっては脱毛士の地位はより高い職業として確立されています。

現在のアメリカにおけるCPEの保持者は792人、日本では694人(2009年3月現在)です。

CPE ⇒ 脱毛士としての最高地位

アメリカでは、昨今CPE保持者の脱毛士の数が減少してきています。以前はその理由のひとつにCPEの合格率の低さを挙げましたが、最近(2011年)のCPE認定試験の合格率は高い数値を示しています。
アメリカの今の脱毛の現状は、景気の低迷により脱毛士を職業として選ぶ人が少なくなっていることがその理由のひとつに考えられます。しかしながら、その中でCPEを保持している脱毛士は、より注目されている立場になっています。

さて脱毛士がそろって難しいと言っているCPEのテストですが、とても威厳のあるタイトルであると同時にそれを認めている国が世界に13カ国もあります。

アメリカはもちろんのこと、カナダ、プエルトリコ、ブラジルそしてヨーロッパではアイルランド、イギリス、チェコ共和国、イタリア、クロアチアと幅広く知られています。

またイスラエルやオーストラリア、そして日本もその中のひとつです。

世界の脱毛業界で、最も威厳のある証明書 ⇒ CPE

世界の脱毛業界で、最も威厳のある証明書 ⇒ CPE

アメリカではCPEでいる以上、各医師からの信頼も高く、彼らの患者をよく紹介されます。

また消費者が脱毛士を検索する際にも広告などで一目置かれるといった利点があります。

アメリカで脱毛士になるためには

最も威厳があるとされているCPEですが、これはだれもが脱毛士になれるというテストではないからです。

アメリカで脱毛士になるためにはまず、自分がアメリカのどこの州で脱毛士になるかによって変わってきます。

それは州によってすべての規定が違うからです。

各州別による規定の例

各州 必須時間 技術時間 理論時間 資格制 免許制/分野
NY州 120h 90h 30h
NJ州 600h 200h 400h 有/医療
MA州 1100h 600h 500h 有/脱毛
CA州 600h 250h 350h 有/美容

脱毛士になるために必要なトレーニング時間や単位も異なり、他の州で脱毛士でも別の州に移った場合は、その州の規定によっては学校に戻り、必要な時間数や単位数を取得し、その州のテストを受ける必要があります。

また州によっては脱毛士になる前に、CPEを取得しなければいけないという規定のある州もあります。現在脱毛士になるためにライセンス制度を設けている州は全米で33州になっています。

※主に東海岸側では高周波法、西海岸側ではブレンド法と高周波法が行われています。

Certified Professional Electrologist

Educational System (教育システム)

各州によって必要なトレーニング時間/単位が異なる

↓↓↓

州を移るたびに必要な時間数/単位数を取得する必要がある

※州によってはCPEを取ってからでないと脱毛士になれない

※33州が免許を必要とする

免許が必要な33州

脱毛士そしてCPEになるためのプロセスについて

まず私が踏んだプロセスです。

高校を卒業して日本の短大を卒業しましたが、日本の短大では脱毛学を専攻したわけではないのでアメリカでNJ州にある脱毛学を専攻できる短大に進学しました。このNJ州はCPEの試験に合格してからでないと脱毛士になれないため、CPEを取得してから更に脱毛士の免許を取るためのテストを受け、そのテストにパスしてやっとNJ州の脱毛士になれたのです。

またNY州など免許制ではない州では、脱毛士学校を修了してその卒業証明証だけで脱毛士として認められ仕事をすることができますが、CA州やハワイ州のように脱毛士学校の課程を修了しても、州の脱毛士のライセンス試験に合格しなければ、脱毛士になれない州もあり、本当に州ごとに異なってさまざまです。

脱毛士そしてCPEになるためのプロセスについて

アメリカの脱毛士は日本に比べてかなりビジネスチャンスの幅が広い。

大企業による参入がなく、大抵はスモールビジネスといって個人で開業する人が多いので、誰にでも成功するチャンスがあります。しかし成功のためにはより多くの知識、そして質の高い技術などが必要とされ、それに見合わない脱毛士はやはりビジネスを存続できなくなるため、現実はかなり厳しく判断されます。そして現実にビジネスを成功させている多くの脱毛士たちは医学知識が豊富で感染症への配慮も充分に出来る脱毛士なのです。

(Citation)

Henry, Leigh, L.E.,C.P.E., "Information about CPE." Email to Yuki

Arai,L.E.,C.P.E. Jan. 2009.

Hinkel, A.R. "Prectical Analysis Of Skin And Hair." Comprehensive Study

Guide. N.p.: n.p., 1968. 193-205.

Laser Hair Removal Treatment. Jan. 2009

http://romeojuliettelaserhairremoval.com/?crtag=google

Laser Hair Removal Treatment. Dec.2008 http://google.com/laserhairremovalnyc

Electrolysis. Dec 2008 http://google.com-/electrolysisnyc

Azziz, Ricardo, M.D.,M.P.H.,M.B.A., and Teresa Petricca, CPE.

Electrology And The Hirsute Polysistic Ovary Syndrome Patient. N.p.:

American Electrology Association, n.d.

CEU(継続教育)セミナー Vol.34講演より

グランキューブ大阪(大阪国際会議場)

講師

新井 由紀 CPE

NewYork Electrolysis Office オーナー

ニューヨーク(アメリカ)の最新脱毛事情 Q&A

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